財産分与登記
財産分与とは夫婦が婚姻期間中に得た財産を離婚を機に清算して分割することです。財産分与登記とは、財産分与に基づいて不動産を夫名義から妻名義に(または妻名義から夫名義に)名義変更することです
財産分与による不動産名義変更の流れ
1.離婚
2.財産分与協議 ※離婚成立前に財産分与協議すること可
3.不動産の名義変更手続き(=所有権移転登記)の必要書類の作成及び書類への押印
4.法務局にて所有権移転登記の申請
5.権利証の交付
ポイント
- 名義変更の印紙代(=登録免許税)として、「不動産の固定資産評価額」の2%が必要です。
※司法書士に依頼する場合は、別途手続き報酬が必要となります。 - 名義変更に必要な書類:権利証、現在の名義人の印鑑証明書、取得予定者の住民票、固定資産評価証明書、財産分与証書、戸籍謄本など
- 財産分与は離婚成立から2年を経過してしまうと請求することはできなくなります。
- 慰謝料や離婚後の扶養の目的のために不動産を財産分与する場合は、不動産取得税が課税されます。